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鑑定書
銘
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解説
A048
財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣
皇孫殿下御守刀 以余鉄 龍泉貞次勤鍛之
應佐藤市郎需 昭和三十六年八月吉日
拵付短刀
8寸5分半(25.9cm)
昭和ー愛媛県
2,000,000円
重要無形文化財保持者(人間国宝)高橋 貞次刀匠の短刀。
高橋貞次は愛媛県出身の刀匠で、大正年間より古刀の作風を研究し、五ヶ伝に精通した。1938年第一回刀剣展にて内閣総理大臣賞を受賞、戦後は皇室関連の作刀を多数行い、伊勢神宮式年遷宮の御宝御神刀を鍛え、1955年、これらの活動と成果が評価され、人間国宝に認定された。刀匠としては初の人間国宝である。
受賞後の1959年、今上天皇成婚に際して美智子皇太子妃(当時)の守り刀を鍛える。その後1965年の礼宮文仁親王に至るまで、美智子皇太子妃所生の皇男子の守り刀を鍛え続けた。
本作はその皇孫殿下御守刀制作に使用した玉鋼を用いて制作された作品で、身幅尋常で内反りの落ち着いた体配に地鉄、綺麗に積んで抜群に澄みいり、刃文小沸出来の細直刃を焼き、帽子小丸に綺麗に返るなど全体を通して流石に作域が高い。附の拵は印籠刻鞘に秋草に流水、蝶図の金具を揃えた時代拵えの優品で前所有者の愛刀家が揃えた物と思われる。
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